逆張りデッキで勝ちたいRatings for シャドウバース

~最初に~


 こんばんは、iDeal|シゴレです。本記事はtobyさん主催のシャドバアドカレ2022企画の参加記事です。去年より興味深いと思っていたアドカレ企画という機会に乗じて久々にブログを更新することにしました。

 今回は自分がレートで勝つときは人とは違ったデッキで勝ってることが多いと感じたため題名のようなテーマの記事となっています。逆張りという言葉にも様々な使い方がありますが、ここでいう逆張りデッキとは使用率が少ないtier2以下のマイナーなデッキのことを指すこととします。

この女はギャクバリではなくギャクサツ

 

 競技シーンにもRAGEやJCGなどの大会、称号を目指したランクマッチ等色々ありますが今回はRatings for シャドウバースに取り組んでいる方向けの記事となっています。

 ちなみに自分も基本はtier1デッキを好んで使用するしtier1は強いからtier1なのであり、この記事は競技シーンで勝ちたいときtier1を握らないことを推奨する記事ではありません。それでは本題に入ります。

 

 

 

①環境に優位な点を見つけだす

・弱点を突く

 環境にあまりいないようなデッキの中でも可能性のあるデッキとそうではないデッキがあります。可能性があるデッキというのは環境に多く存在するデッキに対して強い要素があるというのが大切です。

 

例1‥今期アディ前環境にAFNmのセカンドとして結晶B進化Rが流行っていた時に自分は使用率の低いスペルWを使い続けていたが、スペルWは結晶に対してはカウンターマジックでOTKを阻止できる、チャームマジック大いなる意思で盤面をハーフロックした後にウーラノスという強い勝ち筋があり、進化Rに対してはリララのバリアを剥がしながらOTKを通せるクオンユキシマまで耐久していれば勝てるといった強みがあったためそれなりの勝率を維持することができていた。

上記のようなリストで環境に多かった結晶に強いチャーム意思は厚くとった構築

 

例2 ‥アディ前1強であったAFNmへのメタデッキとしてゴーストNcや人形Nmも増えていましたが、それらにはAFNmがtier1たる所以であったエースカード、デウスエクスマキナの着地できない強い盤面を作りやすいといった強みがあったのも理由の一つであると考えられる。

環境に多いAFNmをメタってる主張をするとき一番大切なのは上記カードより加えられるデウスエクスマキナを着地させないことであった。


 環境に多いデッキがどういう動きをされたら苦しいのかどういった部分に欠陥を抱えているのかということを確かめるためにも、使いたいデッキやマイナーデッキだけではなくtier1デッキを実際に触ったり回している配信や共有を見るのも参考になります。

 

 

逆張りたいときのデッキの探し方

 レートではメタレポートというとても便利なものがありメタレポートでは毎日そのクラスのレートでの使用率と勝率が出ているため、使用率が少ないのに勝率が高く出続けているクラスは当たり逆張りデッキの可能性が高いです(使用率が少ない=試行回数が少ないなのでもちろん上振れてるだけの可能性もアリ)。

メタレポートはratings for シャドウバースのランキング画面の上記場所から確認することができ、レート期間中は毎日更新されている。更新時刻は初日等にまれに遅れることを除けば基本的に0時~1時の間には更新されているはず。

 

 流行りのデッキに対して攻めるのが有効なのか受けるのが有効なのか、また特定のターンに強い動きをしたら相手の動きが悪くなって押し切れるか等、tier1デッキに強そうな要素を見つけて自分なりのアプローチをしながらデッキを探し構築を煮詰めていけば爆勝ち当たりデッキに出会えるかもしれません(私はそんなデッキに出会えたことないです)。

 

 

 

 

 

②対tier1とはプレイで差をつける

・相手がガリ勉でもテスト範囲が違えば勝てる

 基本的にデッキパワーはtier1デッキの方が逆張りデッキよりも強いのでデッキを何となく回していては勝てるわけがありません。環境のデッキと比べて逆張りデッキの優位なポイントとしては、対面のtier1を握ってる人は自分が握ってる逆張りデッキのことをリスト等含めてよく知らないまたは試合経験が少ないためプレイが弱くなることが多いですが、それに引き換え自分は対tier1との試合を想定しているまたは試合経験が多いため対tier1のプレイを詳しく知っているということです。

 つまり、逆張りデッキを使えば相手の経験値をゼロにし自分だけレベルが高い状態で対戦を行うことができるということです(言い過ぎではある)。

その経験値があるというアドバンテージを活かすためにもプレイでわからなかったところはそのままにせずリプレイで確認して自分なりの答えを出すorわからなかったら人に聞く等してわからないことを徹底的に潰しましょう(これはどのデッキでもそうな気がします)。

 

・「相手が知らない」を活かす択
 自分が劣勢の場面では強気な択を通しにいくというのはカードゲームでよくあることですが、それとは別に相手が詳しくないことを祈ってケアをされたらキツいけどされてないなら勝つ(優勢になる)といったようなプレイ等をすることも重要です。悪く言うなら相手を舐めたプレイをするということになります。
 レートでは基本的には対面のプレイは強いことを想定してプレイした方が良いのですが、相手が強いプレイヤーだったとしてもマイナーなデッキへのプレイまで完璧に把握できていることは少なく、そもそもこちらのリストを把握されてない場合特定の動きをケアしてこない場合も多いためこういったプレイが有効になり得ることも多いと自分は考えています(その場の90秒で知らないデッキに対応したアドリブプレイができちゃうような天才対面は諦めましょう)。
 相手の目線に立って考えることでこのデッキに詳しくないとしてしまいがちな緩いプレイを誘って相手がケアしてないカードで勝つというのも逆張りデッキならではの醍醐味かもしれません。

相手にケアされないを祈るのは非公開性ならではみたいなとこある、JCGのような公開制で上手いやつにケアしないでくれは通らない。

 

 

 

③快適なレート生活

・ミラーがない

 tier1デッキを握っていると1番対面確率が高いデッキは同じtier1デッキ、そうミラーマッチです。ミラーマッチも実力はもちろん出ますしやってて面白いミラーマッチもたくさんありますが、先攻後攻の差や特定のカードの有無もしくはデッキの重いカードの枚数で決まってしまうケースも少なくありません。tier2以下のデッキならミラーマッチが起こることも少なく構築をミラーに寄せて歪める必要もないため快適に回すことができます。

 

・メタられない

 レートではメタレポートも出てどんなデッキが多いか可視化されているため、目立って強いtier1デッキがある場合はそのデッキを睨んでテックカード(特定のマッチにのみ勝利寄与度が高いカード)を差しているプレイヤーも多くいます。逆張りデッキならそのようなテックカードの影響を受けないどころか、テックカードの分デッキが弱くなっていることに感謝して対戦することができるため気分よくレートをし続けることができるでしょう。

 

 

 

 ただし、当たり前ですがミラーが起こらなかろうと相手のメタカードが刺さらなかろうとデッキが弱すぎてはただ蹂躙されるだけなので逆張ればいいというものではありません

 

 

 

④環境の変化

・レートは逃げ切りが板

 レートのメタゲームの移り変わりはとても早いです。環境の移り変わりという観点から、たとえ体力的にも精神的にも自分は万全だと思っていても負けが込んでいるときにはリプレイ欄を見て不利な対面ばかり引いてないかを確認するべきであり、逆に有利な対面を引き続けて勝ってるときは早めにレートを上げ切る&RDを下げ切るために勝利の余韻に浸らずチェックインを押しまくることを意識しましょう。

 本当にデッキに自信があるときはレート2000を超えてもRDが下がりきってない場合、1日1戦に切り替えずもっと余裕のある位置までやるほうがミラーが増えたりメタられてしまうといった後の環境の変化を考えると得策になることが多いです。逆にいい位置まで辿りつけたデッキが環境の変化によって悪くなったときは一旦ステイして環境の変化を待ったり最低限の試合数で済むよう調整する方がいいと思います。(ここら辺のレートの立ち回りについては私自身競技シャドバ歴が浅く詳しくないため参考程度に)

 

・環境の移り変わりには敏感に

 自分が知らない強そうなデッキ(強いやつが使ってるデッキ)またはメタレポートで使用率が低いけど勝率が高めのクラスと対戦したときにはそのデッキが次の流行デッキになる可能性があります。

 自分が使っているのがtier1であればその未知のデッキが流行した時でも周りに聞いたりプロの配信やnoteを読むことによって対応の仕方を学ぶことができますが、tier2以下のデッキについてはいくら待っていようとも情報が落ちてくることはなかなかありません。そのためリプレイを振り返って相手のデッキに入ってるカード等を確認してどのようなプレイが勝ちに繋がるのかどのようなカードが有効かをしっかり考えておいて、次に同じデッキと当たったときには考えておいた有効なプレイができることはもちろん、そのデッキが流行った際に有効な構築まで自分自身で考えておきましょう(あまりにそのデッキへのメタカードを積みすぎて他に勝てなくなったら本末転倒なのでさじ加減が大事)。

 

・引き際の美学
 しかし、それでも逆張りデッキはパワーが高いわけではないことが多いため、どんなにプレイと構築を煮詰めても勝てないデッキがメタの回りによっては台頭してしまうこともあります。そのような場合は潔く諦めて別のデッキを握りましょう。輝ける時期は短く儚いのが逆張りデッキの宿命です。

 レートではメタレポートにより環境の変化は可視化されているため、明らかに勝てない対面が増えているという目に見えた期待値の悪さを無視して「一昨日や昨日は勝ってた!」とか「流れはまだある、いけんだろ!」みたいな勢いでぶっこむと負けが込むのは麻雀やパチンコと一緒です。

 環境で使用率が低く自分だけが勝てていたデッキには情が芽生えやすくなかなか捨てる踏ん切りがつきにくいですが、レートは過酷溢れる世界なため情より理を選択しましょう。

強いデッキ弱いデッキどんなデッキを使うかはそんなの人の勝手、でも自分が某四天王でもない限り勝ちたいときに好きなデッキだけを回し続けるのは難しい

 

 

 


~あとがき~

 

 ちなみにこんな記事を書いておいてアレですが自分の目指しているDCGプレイヤー像としては強いデッキを強く使うことができ、当たり前のことをしっかり完璧にこなすことができるプレイヤーであり、後期レートもディスカDと秘術Wや威光Rなどの普通のデッキを回していました。ただ環境によってtier1デッキが自分の苦手なタイプのデッキであることも多く自分自身が時間も限られている中でいろんな種類のデッキを使えるタイプの人間ではないため、これからも逆張りを駆使して過酷溢れるRatings for  シャドウバースで勝ち抜けたらいいなと思います。

 今期は前半戦に王道AFNmと逆張りスペルWで無事着地を決めて第22回レート杯に出場するのでもしよければ応援よろしくお願いします。

 

 アドカレ企画の他の方の記事と比べて面白くもなくそんなに役に立つこともない記事ですが、読んでも時間無駄ではなかったよって思っていただけた方がいれば幸いです。シャドバアドカレ企画2022の他の方の記事及び明日以降の方の記事に関してはtobyさんの下記ツイートのリンクより確認できるのでよろしくお願いします。明日はレイノ(pick名︰両儀式)さんの記事です

https://twitter.com/toby_24ss/status/1597539088353046529?s=20&t=K7fsraeB4DfUwkMF6s0Ayg

 

 最後に、この記事を読んで「逆張りデッキ使ったらめちゃめちゃ負けた」とか「相手を舐めたプレイしたら咎められたんだけど」といった苦情は一切受け付けません、それでは。